その日が来るときまでに

 先日、夫の会社の人の奥様が余命宣告を受けたと聞きました。あと1カ月と。とてもやりきれないこととお察しします。同時にもしも自分がそうなったとしたらどうだろう、と思いました。

 生まれて半世紀も経つと「死」というものがちらちらしだします。若い時などはそんなものは全く感じませんでした。

 時間は無限にあるような気がしていましたから、無駄と思われることばかりして、寝てばかりいました。今はなんだか寝ているのがもったいないような気さえしています。したいことがたくさんあるのです。

 いえ、今後今までと同じくらい生きるかもしれませんから、「蛍の光」が流れているというわけでもないかもしれません。そんなことはわかりません。

 意識はずっと続くとしても、肉体の方の終わりはいつしか訪れます。誰にでも。その時、自分は「ああ、楽しかった!」と言って終わりたいのです。

 そのためにも、なるべく周りに迷惑をかけないで、したいことをしていきたいと思うのです。

 

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誰にも教えていない
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